最近なぜかフィリピンに行くという知り合いが多いので、フィリピン滞在に有益そうな情報を少し考えてみました。
私がフィリピンにいたのは2016年6月までで、基本的にはマカティから外には出ずに活動しておりました。その範囲で見聞きしたり実体験した情報です。
持っていくもの
とりあえず最低限これだけあればなんとかなります。
- クレジットカード(キャッシングできるやつ)
- 海外キャッシングの枠は国内キャッシング枠より低かったりするので注意。
- 詳しくは後述。
- 携帯電話
- ネット接続は必須です。迷ったときでもネットで地図をみれば安心。
- 詳しくは後述。
あると良いもの
- 英語で書いてある写真付きの身分証(例えば国際免許)
- ビルに入ったりするときに身分証を求められたりするのですが、英語で書いてないといけません。
- パスポートはおいそれとは出したくないので、別の身分証があると安心感が増します。
ホテル
ホテルは多少高くついてもなるべく治安の良いところを選ぶべきだと思います。田舎の方では場所による治安の差はそんなに無いと思いますが、都市部では気をつけたいところです。新宿の表通りと裏通りの治安感を思い浮かべていただければ何となく雰囲気は浮かぶかと思います。
最近はフィリピンも都市部はGoogleMapsのStreetViewでカバーされてますので。通りがどんな感じか、開けた通りでお店があって夕方から夜にかけてもそれなりの人通りがあるところなのかどうかなど、調べておくと安心です。
ビザ
日本人は事前の手続きをしなくとも、ビザなしで30日間の滞在許可がおります。滞在許可期間内に出国するチケットさえあれば、よほどのことが無い限り入国拒否をされることはないはずです。
帰りの日程がはっきりと決まっていない場合も、仮の滞在スケジュールを滞在許可期間内で立てて、それに合わせて帰りのチケットを持っておく必要があります。JetStartはオプション料金を少し払うと安いチケットでもスケジュール変更可能になるのでよく使ってました。
30日を超えて60日以内の滞在をする場合は、事前に日本のフィリピン大使館で短期滞在ビザを取っておくと、フィリピンで滞在延長手続きをせずに済んで便利です。
滞在延長手続きは、自分でイミグレのオフィスに行くか、旅行代理店に頼むかになります。何度か自分でもやりましたが、イミグレまで行くのもかったるいですし、手続きにも時間がかかるので、オススメは代理店です。
現金の扱い
フィリピンの通貨はフィリピンペソです。さっき見たら1円=0.47ペソでした。
以下の種類のお札と硬貨があります。1ペソ=100センタボ
- 1000ペソ札
- 500ペソ札
- 200ペソ札
- 100ペソ札
- 50ペソ札
- 20ペソ札
- 10ペソ硬貨
- 5ペソ硬貨
- 1ペソ硬貨
- 25センタボ硬貨
- 10センタボ硬貨
- 5センタボ硬貨
割とどこでも円からペソに換金できますし、ほぼマーケット情報に出ているレートと同じ条件で換金できるので、なるべく円を現金で持って行くのがお得です。
足りなくなったらPLUSやCirrusのマークがある銀行のATMでクレジットカードのキャッシングを利用できます。一回の取引上限は10,000ペソとかだと思いました。
日本で換金して持っていくのは非常に換金効率が悪いのでやめましょう。
余ったペソは10,000ペソを上限に国外に持ち出せます。空港スタッフがX線スキャンでチェックしてイチャモンをつけてくるので、もしペソが余って持って帰りたい人は気をつけるようにしてください。
通信手段
ごく短い滞在であればローミングで済ませてしまうのもありです。料金は各通信会社のページに載っていると思います。
ネットの使用頻度や滞在日数によっては、SIMフリーの携帯を持っていて(向こうで買っても良い)、ローカルの回線を取得すると安く済むかもしれません。
空港では各回線業者がプリペイドのSIMを売ってますので、携帯を渡してSIM入れてネットの設定までやってもらうこともできます。かわいいお姉ちゃんだったらついでに番号ゲットしてしまえばいいと思います。
空港からの移動手段
5つ星ホテルに滞在するなら迎えを頼めると思いますが、迎えがないならば空港からの移動はタクシーを使うことになると思います。空港で見かけるタクシーにもいくつかありまして、
- ボックスタイプの車を使って行き先のエリアごとに料金が決まっている固定料金(Fixed Rate)タクシー
- 黄色い車体の空港メータータクシー
- 白い車体の市中メータータクシー
- レンタカー
料金が安い順に言えば、基本的に白、黄色、固定の順です。ただし、ぼったくり遭遇率もその順に高いので、メーターのタクシーに乗るときは、乗る前に「Meter?」とか言ってメーター使うかどうか確認して、走り出したらメーター動き始めたかどうか確認すると良いです。固定料金のタクシーはそうそう問題は起きないと思います。
尚、運ちゃんは英語を解しますが、日本人の発音が通じない可能性は大いにありますので、行き先の名前と住所は紙に書いておいて渡すと良いと思います。
日常生活の心得
- スキミングの話をたまに耳にします。カードの利用履歴を監視して、何かあればすぐにカード会社に連絡しましょう。
- 都市部では治安の悪いエリアがどこなのか把握して、特に日が落ちてからは近寄らないようにしましょう。
- チップ文化は基本的にありません。請求された分だけ払いましょう。
- お腹に自信の無い方は飲み物や食べ物に警戒しましょう。
- 悪いお姉ちゃんやオカマに捕まらないようにしましょう。
- フィリピンはゴキブリ天国です。慣れましょう。
長期滞在に向けて
長期滞在ではコンドミニアム(マンション)を借りることになると思います。自分で探すのも良い経験になりますが、知り合いの一人は日系の不動産から仲介してもらってました。英語がそこまで得意じゃ無い方はオーナーと直接やりとりするのはかったるいと思いますので、仲介屋を通すとそこら辺も安心できるかと思います。
携帯は後払いの契約型のものの方が安くなりますし、いちいちロードする必要もなくなるので便利です。個人的な経験からは、外人で国内に住居と職があればすんなりと回線契約できるのではないかと思います。
銀行口座も持っていると便利です。フィリピンでは他行の口座とはやりとりできませんが、自行のATMからはいつでも手数料なしで引き出せます。会社の口座がある銀行支店で店長とかとフレンドリーに話をしていればすんなり開設できるのではないかと思います。
最後に
慣れたと思った頃にヘマをする人が多いらしいので、海外で気を引き締め続けるのを忘れずに、と諸先輩が仰ってました。